昨日の続きです。

梅雨時期には何故、害虫の被害を受けやすくなるのか。というテーマです。

昨日と少し重複するのですが、梅雨時期は曇天が多く、日照不足となり、作物は徒長します。

徒長するときに作物は早く伸びようとするため  体の元となる栄養素の窒素をより多く吸収しようとします。

(通常はカルシウムやマグネシウムやカリウム等バランスよく吸収しようとします。)

そのため、作物体内には通常の割合よりも窒素の割合が多い傾向にあります。

さらに日照不足では光合成の機能が低下します。

『光合成とは、光エネルギーを利用し水と二酸化炭素から炭水化物(デンプン等)と酸素を作ることです。』

この炭水化物の元となるのが窒素であるため、日照不足(梅雨時期の曇天)では窒素の利用率も減少します。

これらから梅雨時期には作物体内の窒素割合が増加します。

この窒素割合が多い作物を好むのが、主に イモムシ系(蝶や蛾)の幼虫です。

アオムシ、ヨトウムシ、コナガ、メイガ 、タバコガ

…色々とあります。

 

困ったものです…。

 

アドリ株式会社 小河麦人

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